こだわりの一品



■第25回 2007.05.27  算盤(そろばん)その2

先日、それなりの高級算盤を買ってはみたのですが、この世界には疎いのでどこが高級なのか、なかなか分かりません。そこで
今週は別の文房具屋さんに行って安価な算盤を買ってきました。



上:安価品 下:高級品

見た目はほとんど同じですね。実はこれ、価格に10倍近い差があるのです。上は樺玉、下は柘玉です。この2つは玉の重さが違い、柘の方は玉がどっしりとしています。樺玉でも高級品はあるので柘の方が良いとは言い切れないようですが、
木材の重い部分を選定したものが良いようです。



裏側

上はただの支え棒です。良くみると下の方は目盛りの裏側にもカバーがしてあります。見えないところに違いがあるというのは、日本製品の粋なところですね。





気づきにくいですが枠のとめ方が違います。高級品は釘寄木細工のようになっていますが、安価品は釘で止めてあるだけです。長く使っていると違いが出てくる部分ですね。

というわけで、実用上は全くと言っていいほど違いは見出せませんでした。ただ、明らかに所有する満足感が違いますので、それなりのものを買って長く大切に使いたいものですね。

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