こだわりの一品



■第37回 2008.03.10 電卓その4(新旧比較)

仕事場で使用しているCASIOのDS-20Vecoですが、たまたまひとつ前の同等機種DS-20ecoがあったので比較してみました。


左:DS-20Veco 右:DS-20eco

形状は全く同一ですね。新型(左)の方が明るくてあか抜けた色調です。分かりにくいですが、ボディ表面パネルが旧型はヘアライン加工にクリア塗装した感じ、新型はアルミアルマイト(酸化処理)のようです。高級感を与えながらうまく原価を下げた感じですね。このパネルの加工精度も良くなっています。


裏面

こちらも同様、全くといっていいほど同じです。使用されているネジが、左はめっき品、右は塗装品ですが、(品質的に)どちらが上なのか、私にはわかりません。手前側の大きなゴム足が良い工夫ですね。安定感が高く、安心して使えます。


銘板拡大

DS-20Vecoは中国製、DS-20ecoは日本製でした。全てのロットがそうだとは言い切れませんが、設計変更と生産地変更を同時に行ったようですね。中国製の方がクッキリした成形ですが、金型が新しかったのかもしれません。中国製の方は、わざわざTOKYO.JAPANと明記して日本のメーカーであることを主張しています。

一度じっくりと比較してみたいと思っていたのですが、品質面で悪くなっているところは全くありませんでした。コストダウンと品質向上が上手くいっているようですね。素晴らしい、こういうモデルチェンジだったら Made in China でも大歓迎です。




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