こだわりの一品



■第39回 2008.07.10 電卓その5

過去4回にわたり、こだわりの電卓を紹介してきましたが、今回は一風変わったタイプです。


HEWLETT PACKARD 12C

関数電卓のようでもあり、一昔前のポケコンのようでもあるこの電卓、HPの金融電卓と呼ばれているものです。米国の金融関係者を中心に、一般人にまで普及しているこの電卓、なんと発売から20年も経って現役というすばらしいモデルです。HPの電卓と言えば有名なのが、”逆ポーランド方式”。

普通の電卓で、(1+2)*(3+4)を計算しようとすると、

[1] [+] [2] [=] [M+] [AC] [3] [+] [4] [=] [*] [MR] [=]  21

と、頭の中で整理しながら計算しないといけませんが、このHP電卓だと、

[1] [Enter] [2] [+] [3] [Enter] [4] [+] [*]  21

となり、非常に楽です。まぁこれも、スタックという記憶部分があるからできることなのですが、人間の頭に近い感覚で使えるのがGOODです。

私自身、この電卓の機能を使いこなしているわけではないのですが、電源OFFでも計算結果を記憶してくれるなど、有用な機能がいくつかあり、役に立ってくれています。見た目のゴールド色とも相まって高級感もあり、所有する満足感も得られます。ひと味違う電卓が欲しいと思っている方、あなたのポケットにも一台いかがですか?

本当はHPの関数電卓が欲しいのですが、残念ながら32Sなどのカッコイイモデルは、とっくの昔に生産終了しています(最近になって35Sというモデルが出たそうですが)
。どこかで(美品が)手に入らないものでしょうか・・?




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